辞書登録について

電話発信や音声案内で使用する音声に、読み方やアクセントの誤りがある場合、発信のたびに都度修正するのは手間がかかります。
このような手間を省くため、あらかじめ正しい読み方やアクセントを登録できる「辞書登録」機能があります。必要に応じてご活用ください。

辞書登録画面の操作方法

[管理画面] – [設定] – [辞書登録] の画面から辞書登録をします。

  1. 辞書を追加します
  2. 視聴します
  3. 辞書を編集します
  4. 辞書を削除します

辞書の編集方法

辞書の編集は以下の画面で設定します。

  1. 表記を入力し、視聴をします
  2. 標準のよみとアクセントが設定されるので、適宜調整します
  3. 品詞を選択します
  4. 「OK」ボタンを押下します

アクセントの調整方法

アクセントは以下の画面で調整します。

  1. アクセント
    アクセントは音の高低で表され、音が「高」から「低」に変化する位置を「アクセント核」といいます。音を低くしたい直前の文字をクリックすると、アクセントが変化して音声を確認することができます。
  2. アクセント区切り
    アクセントを考える時の 1 単位を「1 アクセント句」といい、その区切りを示します。
    文字と文字の間をクリックすると、複数のアクセントを付けることができます。
  3. 有声・無声
    母音の無声化を示します。喉が震える音を「有声」、震えない音を「無声」といい、これを切り替えることができます。母音の無声化とは、母音を、口構えだけを残して、声帯を振動させず、息だけで発音する現象のことです。

品詞の選択

品詞は以下の項目から選択します。

名詞普通名詞
サ変名詞名詞のうち「~する」の形になるもの。「設置(する)」など
形容動名詞名詞のうち「~な」の形になるもの。「自由(な)」など
固有名詞固有名詞のうち人名・地名・組織名に分類できないもの。建物、バス停など
人名人の名前(姓名などがまとまったもの)
人の名前(姓のみ)
人の名前(名のみ)
地名住所、大字など地名
組織名会社名など
フレーズ文節の単位で登録したい場合

アクセントについての補足

以下はより深く知りたい場合にお読みください。

アクセントの基本ルール

1.アクセント句の中では、第1拍が高ければ第2拍は低く、第1拍が低ければ第2拍は高くなる。2.1アクセント句の中では、アクセント核は0個もしくは1個だけである。
  例:車→くるま(「く」が低く「るま」の部分が高い)
  (※この様な平板型の語の場合、アクセント核の記号「’」が全く入らない。)

   例:心→ここ’ろ(「こ」が低く2つめの「こ」が高く「ろ」が低い)

3.1アクセント句の中に、アクセント核が2個以上出てくることはない。
  アクセント核が2個になる場合はアクセント句切りを入れる。
  例:「各ステーション」 ×「か’くすて’ーしょん」 ○「か’く/すて’ーしょん」

4.「低→高」を示す記号はないので、一度低くなった音がまた高くなる時もアクセント句を区切る。
  例:「外での運動」 ×「そ’とでのうんどー」 ○「そ’とでの/うんどー」

アクセント区切りの違い

アクセント区切りの種類は以下の2種類があります。実際に音を聞いて判断してください。

 

 

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